先物

【STEP3】銘柄選定のプロセス

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3-1:候補銘柄の絞り込み

米国市場だけでも5,000を超える銘柄が上場しているため、すべてを分析するのは困難です。

取引量や時価総額、オプション取引の出来高など、最初のフィルターを設けて銘柄を絞り込む方法が一般的です。さらに、定期的な配当を狙うのか、値上がり益を重視するのかといった投資方針に応じて、より細かい基準を設けていきます。

3-2:クラスタリングによるグループ化

多数の銘柄をより効率的に整理するには、クラスタリングが役立ちます。

クラスタリングとは

似た特性を持つもの同士をグループ分けする方法

相関関係などのデータをもとに、値動きが似ている銘柄をまとめてグループ化していくイメージ。

クラスタリングにより、リスク特性が似た銘柄ばかりを重複して選んでしまう可能性を減らすことができ、より実効的な分散投資につながります。クラスタリング手法はいくつかありますが、最終的な目的は「リスクが偏らないように銘柄を組み合わせる」ことです。

3-3:リスクとリターンの見極め

単に分散すればいいわけではなく、リスクとリターンのバランスをどこで折り合いをつけるかも重要です。

高配当銘柄ばかり集めると、景気後退時に減配リスクが集中しやすい可能性があり、ハイテク系のグロース株ばかり集めると、景気や金利動向に左右されやすくなります。データを用いて多角的に分析し、最終的に納得できるラインを決めることが大切です。

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